英字入力変換変換表ファイルには、入力された英字からの文字変換の指定のほかに、入力された文字列を風の機能に割り当てる指定も含めることができる。「漢字変換」など風の機能は主として機能キーによって担われているが、機能キーはキーボードの文字キー領域外の（スペースやシフトなどの）キーを使用することになっている。これに対して機能文字列は、文字キー領域のキーでそれらの機能を実行しうるようにしたものである。
機能文字列で実行しうる機能としては：
和英切り替え
状態ウィンドウ表示切り替え
英字入力主変換表切り替え
英字入力副変換表切り替え
英字入力変換表交換
読み表示切り替え
読み表字形式切り替え
英字入力副変換表示切り替え
優先句読点切り替え
英字配列切り替え
自動確定切り替え
自動確定水準切り替え
機能文字列切り替え
仮想鍵盤表示切り替え
仮想鍵盤形状切り替え
英字仮名鍵盤表示切り替え
環境設定
読み再入力
後退
やりなおし
半角空白
全角空白
読み空白
漢字変換
ひらがな変換
カタカナ変換
英字変換
半カナ変換
英字入力主変換確定
漢字変換２
ひらがな変換２
カタカナ変換２
半カナ変換２
英字入力副変換確定
無変換
英字入力主変換表直接切り替え１
英字入力主変換表直接切り替え２
英字入力主変換表直接切り替え３
英字入力主変換表直接切り替え４
英字入力主変換表直接切り替え５
英字入力副変換表直接切り替え１
英字入力副変換表直接切り替え２
英字入力副変換表直接切り替え３
英字入力副変換表直接切り替え４
英字入力副変換表直接切り替え５
読み区切りがある。
いずれも、対応する機能キーを入力できるタイミングで機能文字列を入力して実行する。機能文字列は、
・ 初期設定ファイル（Wind2.ini）のなかで「機能文字列=使用する」にしておくか、
・ 機能文字列切り替えキーによって機能文字列On（「使用する」）にするか、
・ 状態ウィンドウで、左から６番目の文字を左クリックして「△」から「○」に変えることによって使用が可能となる。
ただし、「読み区込り」については、例外として、機能文字列がOff（「使用しない」）になっていても常に使用できる。なお、実行できる機能文字列は、英字入力主変換表となっている変換表中の機能文字列であって、副変換表の機能文字列はたとえ定義がしてあってもこれを使用することはできない。（この点は文字変換機能が主/副両変換表で同時に機能することと異なるところである）